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反町信之助のはなし
単調にGuiterを弾きフォークフルな表現を広げている、熟した果実として受け止めていただいてもいいだろう。 幸運なことに、耳の肥えた音楽マニアでさえ気がつくことが到底出来ない、とてつもなくフレッシュな土から成熟した実であることは、このまま知らないでいられる。
安易に「深さ」 などという表現をしてしまっては、ただのオーガニックに過ぎないと勘違いをもたらすかもしれない。そんな小さな事は気にしない素振り。
今、聴くことができる果実は、とても美しい別次元の音楽要素の雨が生み出していると確信が持てる。
事実、その一瞬を傍観していた期間を覚えている。
しかし彼は、その雨の音を過ぎ去った自然現象のごとく忘れ、何事もなかったかのように今を歩いているような気がする。
はなし